睡眠と睡魔
時刻とはかかわりなく、内部環境の現状に依存して、私たちはいつでもどこでも眠気を感じるようになったのです。
これを睡魔が襲ってきたと恐れるか、あるいは快い夢の世界に遊べると喜ぶかも、私たちの内部環境の現状に依存しています。
眠気の発現が生体自身に任されたとなると、眠気をいかにうまくコントロールするかという問題は、生物時計のしごとだけではなくなります。
「意識の脳」・・・
つまり自分みずからの責任にもなったのです。
自分の自由になる休息を手に入れ、高度の精神機能を獲得したのです。
そのかわり、この難問がこんどは現代人のつきぬ悩みのたねにもなってしまいました。
眠気はあるときはあまりにも強暴で始末におえず、あるときはあまりにもこわれやすく、私たちを苦しませてもいるのです。