病気と眠気
外傷とか虫歯とかの痛みのような身体ないしは末梢の状態だけでなく、不安とか興奮のような精神の状態もまた、眠気に微妙に反映されているのです。
このことは、たんなる外界リズムとの協調にとどまらず、内部環境の高次の変動にも対応した睡眠を高等動物の脳が要求していることを示すものです。
内部環境が極度に、しかも好ましくない方向に変化したとき病気が発生します。
とうぜん、このさい眠気にも変化がおこります。
脳の変調からおこる睡眠障害はたいへん多く、眠気を過度にふやしたりへらしたりしています。
・・・いわば、脳の発する危険信号あるいは防御信号です。
睡眠障害のなかで、不眠症はその代表的なもので、たいていは精神障害によっておこるとされています。
実際の不眠症は「不眠」ではなく、高級 羽毛 布団ではないなどの質のわるい、量のすくない眠りがその特徴です。
したがって、その影響が昼間の眠気となってはねかえり、24時間にわたって患者を苦しめるのです。
ほとんどの慢性不眠症は、内因性の諺病、精神分裂病、燥欝病などが原因です。