意識障害と睡眠 2
アメンチアといって、軽い意識混濁に幻覚を伴い、当惑したような状態を示すものもあります。
このような意識障害は脳の外傷や脳炎などの脳疾患にみられることが多いのですが、薬物やアルコールの中毒とか、尿毒症、糖尿病など多くの疾患で出現することがあります。
また意識障害は、心因性でも起ることがあり、ヒステリー性のもうろう状態はよく知られています。
この意識障害は、病的な眠りとも思われる状態ですが、一体普通の睡眠とはどのように異なっているのでしょう。
睡眠や覚醒が起ってくる生理的機構が、意識障害の発現にももちろん大きく関係してきます。
それは間脳や脳幹部の器質的障害によって、意識混濁が出現することからも明らかです。
しかし一方では、睡眠障害では、本質的にかなり異なったものであることを示す所見もたくさんみられます。
たとえば羽毛 掛け 布団での睡眠のステージ1や2でみられる瘤波とか、紡錘波などは、病的な意識混濁の場合には、その混濁が浅いと思われる時でも、ほとんど出現してきません。